オヤジの闘病回想記

ブログ「猫と杖とキャンピングカーと」に登場する1956年生まれのオヤジが約40年前に大怪我をし、躰の自由を奪われ人生観が激変、現在に至るまでの葛藤を綴った記録です。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

管理職は孤独

日本に帰国後、私は新しい商品開発のプロジェクトに参加したのであった。この頃日本はバブル経済が崩壊し冷え切った経済状況の中、景気のいい話など周りでする者もいなく、日本中が寂れていく感じであった。そんな時代の私が35歳になった暮れに上司面談で告…

ハグ

支社長に呼ばれ、ソファーに腰掛け昨日のご苦労さん会の件で、小言を言われると思っていたのであったが・・・予想に反して意外な事を言われたのであった。支社長は、当社きっての米国通で皆に知られていたのであった。MITを卒業してからも米国で就職、結婚、…

帰国間近の出来事

帰国を2週間後に控えたときであった。現地の日本人スタッフ20名が一斉に帰任することから金曜日の午後に会社主催でお偉いさんも参加してのご苦労さん会が大会議室で行われたのであった。私も帰任者の1人として参加したのであった。帰任者には会社からの記念…

遠く異朝でのワダカマリ

夏休み明けは憂鬱から始まったのであった。 会社に行くと10日ほど前の仕事がたんまりと残っていったのであった。私には赴任が終了する1ヶ月の間に業務フローを確立しなければならなかったのであった。しかし米国での仕事はやりがいもあったが、どちらかとい…