オヤジの闘病回想記

ブログ「猫と杖とキャンピングカーと」に登場する1956年生まれのオヤジが約40年前に大怪我をし、躰の自由を奪われ人生観が激変、現在に至るまでの葛藤を綴った記録です。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

不整脈で尿道結石を思い出す

誕生月に会社の健康診断を受診した時の事であったが、思いも寄らぬ不整脈で再検査となってしまったのである。復職後、毎年誕生月に会社の健康診断を受けていたが再検査は初めてであった。階段の上り下りに時々、脈が乱れるのは感じていたが、一時的なものだ…

会社移転で元上司宅に下宿する事に!

私が所属する研究開発部門が都内から首都圏に移転する事が決まったのである。前々から話は出ていたが、本格的な引越日程などが提示され、これを機に寮生活から賃貸住宅での暮らしに変えることを検討したのであった。土地勘も無く、休日に仲間と移転先の街の…

10分限界、ママチャリ通勤

スーツを着て、何時ものように駅に向かう清々しい朝であったのに、駅までの中程まで来たところで、お腹が痛くなり嫌な思いが頭をよぎるのであった。昨年も通勤途中のこの道でお腹が痛くなり駅にたどり着く前に漏らしてしまい、その後の処理をしながら惨めだ…

人と会社に恵まれて・・・頭が垂れる

スーツを新調して、気分良く会社に向かう清々しい朝であった。私は復職して、私が所属するグループも100名体勢と拡大していたのであった。私は中堅として、上司から告げられ会社の選抜試験を昨年から受講していたのであった。管理職に最低限必要とされる生産…

オードトワレットはaramis

頚髄損傷の躰を酷使しながら仕事と労働組合活動でで明け暮れた1年が過ぎたのであった。この頃の私の下半身の肉付きで右脚が異様に太くて逞しかったのであった。両腕は細く、右腕は前腕屈筋群が乏しく、腕の見てくれは情けないものであったため、年間を通して…

労働組合と私と・・・

復職して2~3年が過ぎたころは、障害が残る躰で、将来設計をどうしたものかと考えても自分に都合良くいくわけも無く、流され、刹那的に活きた時期でもあったのである。私が務める会社には労働組合があったのである。1部上場企業には、大概存在していたもので…

「〇〇につけるクスリはない」

復職して早いもので2年が過ぎていたのであった。この2年を振り返るとただ我武者羅に何かを取り戻そうと、リハビリ訓練や手描き図面や新たな仕事(CAD関連)を計画的に且つ効率的に取り組み、それなりの実績を残こし上司からも評価されていたのであった。躰に…

1982年頃の頚髄損傷の私は!

復職してから1年が過ぎていたのであった。この頃は、左足首の短下肢装具と右手で杖を突いて歩いていたので、右の体幹や右太腿の筋肉はかなり発達していたのであった。右太腿は周長60cmほどで中学時代にサッカーをやっていた頃と同じ太さであった。太腿の左右…