オヤジの闘病回想記

ブログ「猫と杖とキャンピングカーと」に登場する1956年生まれのオヤジが約40年前に大怪我をし、躰の自由を奪われ人生観が激変、現在に至るまでの葛藤を綴った記録です。

人事異動

奥さんからの手紙に感涙した。

私が担当した課は年度変わりの人事異動で新しく立ち上がった当時に比べ倍の人員で構成されていたのであった。私を補佐する課長補佐職も当時は1人だけだったが、この時は3人となり担当業務域も拡大したのであった。そんな中「鬱」の彼にも変化の兆しがあった…

煙草は心の休養日だった

彼は煙草をふかしながら、何かを思い出すようにゆっくりと話をしたのであった。私は小さい声で話す彼の言葉を一言も聞き逃さないように少し前のめりに傾聴したのであった。彼曰く、「自分が、なぜ鬱になったのか原因がよくわからないというのである。仕事で…

うつ病とトップダウンの役員

勤務した会社は製造業で色んな部署が有ったが、私は新商品の研究設計開発部門に属していたのであった。管理職になり会社ビジョン達成に向け人財育成は私が最も重要視した領域であった。或る日の事であったが私は直属の上司と共に担当役員に呼ばれ何事かと少…