オヤジの闘病回想記

ブログ「猫と杖とキャンピングカーと」に登場する1956年生まれのオヤジが約40年前に大怪我をし、躰の自由を奪われ人生観が激変、現在に至るまでの葛藤を綴った記録です。

2019-05-26から1日間の記事一覧

昨日今日明日

バルーンカテーテルを抜き自力で排尿するようになって暫くは、尿意を感じないまま時間だけが過ぎていった。意識して水分を取りながら尿意を感じる時を待っていた。そして、遂に下腹部あたりに尿意と言うより膨満感を感じ、意識を集中した。毛布をめくること…

頚髄損傷患者の名物親子

バルーンカテーテルを取り、自力で排尿する頃から隣のK氏と良く話すようになった。お互い同じ頚髄損傷と言うこともあり、互いの躰の状況がどうなのか、なんとなく比較しながら、一喜一憂していた。K氏は私とF氏の回診を聞いていたらしく、「排尿は自力になっ…