オヤジの闘病回想記

ブログ「猫と杖とキャンピングカーと」に登場する1956年生まれのオヤジが約40年前に大怪我をし、躰の自由を奪われ人生観が激変、現在に至るまでの葛藤を綴った記録です。

自分の人生に自問

翌日だと思うが、ジョン牧師がカセットテープとラジカセを持って現れた。

ラジカセをベット横のテーブルに置き、カセットテープをラジカセにセットしているようだった。
この時は、うつ伏せ状態なので直視出来なかった。
やがて「コンドルが飛んでいく」の唄が流れてきた。

ジョン牧師が何か喋ったが、なんと言ったか今では思い出せない。
ジョン牧師からは私の顔は見えないが、ありがとうと微笑んで、目を閉じた。眼汁が床に落ちていった。のを覚えている。

リピートで同じ歌ばかり流れたので、少し嫌にもなった。

異国の地で聞く「コンドルは飛んでいく」自分の人生何だっただろう、何のために産まれてきたのだろう。絶望。眼汁。



鳥になりあの空に・・・

f:id:kemosaku:20190407143506j:plain