オヤジの闘病回想記

ブログ「猫と杖とキャンピングカーと」に登場する1956年生まれのオヤジが約40年前に大怪我をし、躰の自由を奪われ人生観が激変、現在に至るまでの葛藤を綴った記録です。

恐怖と不安、そして孤独

恐怖のはじまり


正確には判らないが、あれから1時間程経っただろうか?

ドクターとナースの足音が近づいてくる。
恐怖を感じる。今度は何をするつもりか?
判らないだけに恐怖でしかない。

仰向けに寝かされ、鉄氷ばさみみたいな器具で頭を挟み引っ張られている状態で、何やら顔の部分がくり抜かれた担架のような薄手のマットを被せられた。
仰向けに寝かされた自分の下のマットと
上に被せたマットで自分をサンドイッチしたような状態で頭部、胸部、腹部、太股部、脛部、足首をベルトで締め上げているようだ。

もう何が何だか判らない。
これから何が始まるのか?
恐怖と不安・・・・そして絶望。

固定が終わると体の中心を軸にひっくり返された。そう串焼きみたいに反転させられた。
オレは焼き鳥か?また拷問のはじまりだ。
うつ伏せ状態で今度は床しか観られない。と同時に首がさらに伸びた感じと仰向けの状態で何とか耐えていた痛みが増大し、
流石にヴォッ~ト叫んだ。叫びまくった。
床に眼汁がポタポタ落ちた。😫😫
 
これが昼夜問わず1時間おきに2、3日続いた。と思う。曜日も朝夕も判らず・・絶望と恐怖だけが
支配していた。孤独だった。
↓絶望のイメージ

 

 

 


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