オヤジの闘病回想記

ブログ「猫と杖とキャンピングカーと」に登場する1956年生まれのオヤジが約40年前に大怪我をし、躰の自由を奪われ人生観が激変、現在に至るまでの葛藤を綴った記録です。

不慮の事故、そして頚椎骨折

絶望のはじまり

 

永年勤めた会社を59歳で退職し早3年。

62歳のオヤジは毎日ストレスフリーで過ごせてるように見えて・・・・実はかなりの病持ち。😧

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中学生の頃、部活で右手首を骨折したことはあるが
いたって健康体であった私が、20代の頃、不慮の事故で首を骨折(4~6番)してしまった。😥😥😥

骨折した直後、首から下の全身に激しい痛みが出現、手足が動かない状況、搬送された病院では仰向けに寝かされ頭と胴体を固定された。幾つも点滴がぶら下がってるが、どこに刺しているのか判らない。
激痛は続いた。氷嚢で体が冷やされた。

これまで経験したことがない体の感覚。
自分の手足の位置が判らない。さっきまで感じていたあの感覚がない。

しかし首から上の眼や鼻、耳、舌、唇、顔面の筋肉は動かせた。以前と同様に頭のパーツは動かせた。

そんな中、目に入ったのは、
氷を運ぶ時に使う鉄氷ばさみ(通称ハッカ)みたいなもの。
ハサミの手元に砲丸投げの球位の重りがついている。まさかと思ったが・・・やはり。
これで、こめかみ辺りを挟みやがった。
麻酔も無しに。
麻酔くらいしてくれーと叫びたかったが
直ぐに違う激痛が増大した。

強烈に頭を引っ張られた。首が伸びる。伸びてい~く。ちぎれ~る。心の中で叫びまくったが冷静なドクターとナース。拷問のはじまりか・・・😖

人の気配が薄らぎ激痛の中、天井しか見ることしかできない状況で・・・眼汁。😥
オレの人生コレまでかと・・
動かす事が出来ない手足に絶望的な入院生活のはじまりか。・・・・😫